不登校の息子と親父

不登校の息子と向き合ってきた親の記録

わらべの瞳

投稿日:2017年12月7日 更新日:

わらべの世界

かた雪 カンカン
朝日に キラキラ
軒のつららは
ステンドグラス
わらべの夢を映し出し
滴となって消えて行く

かた雪カンカン
朝日にキラキラ
ごはんだぁ~
母の声から 白い息の
言葉が見える

かた雪カンカン
朝日にキラキラ
雪が積もった野や畑
今日は
わらべの銀世界

 

 

 

わらべの記憶

 

天気の良い朝、起きると堅雪になっているか
まず、踏んで確かめる。
堅いと遊ぶ場所が広がり影踏みや、
つなぎ鬼、鬼ごっこ等をして遊んだ。

堅雪の日曜日などは、春の農作業の準備である
堆肥を橇(そり)で運ぶ手伝いをされられた。

登校日が堅雪になると雪が積もって普段行けない
野や田畑を遊びながら通った。

今なら、
堅雪の田畑の上を通学すること等、許されないだろう
堅い雪といっても下は
層の薄い箇所や川、穴、段差があり危険極まりない。

もっとも少子化に依る統廃合で通学バスが
運行されてるので、心配がないと思われる。

 

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