不登校の息子と親父

不登校の息子と向き合ってきた親の記録

不登校

息子の辛さ 親の辛さ

投稿日:2017年12月11日 更新日:

息子の気持ちに寄り添う

【父の勇気】

息子と久しぶりに
いっしょに風呂に入った
息子は うつむいたまま
背中を向けている

湯水を そっと
肩にかけながら
勇気を出して声をかけた

毎日 つらいべぇ
お父さん
お前の辛い気持ち
分かって
けらんにぇくて
ごめんな

その晩から
息子は暴力を
振るわなくなった

1999・1

※ 方言訳

つらいべぇ(辛いでしょう)

けらんにぇくて(やれなくて)

 

 

 

親の弱さを子供に伝える

中学に入ってから、
特に不登校してからは
風呂に入る機会がなかったのだが、
たまには風呂でもと思い、
気分転換も兼ねて風呂に誘って見た。

実は、風呂に入るにあたり
一つの目的があった。

カウンセリングの講師から学んだ

息子の気持ちを汲んでやれない
自分の弱さを伝える事

でした。

この日を境に
暴力を振るう事は無くなりましが
昼夜逆転の生活が始まり
相変わらず
ゲーム三昧の日々を続けて行くことになります。

 

-不登校,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

苦しいのは息子本人

【寝 顔】 何で不登校に なったんだろうと 思いながら 息子の寝顔を見る 寝顔が 笑っている 寝言も聞こえる 夢の中が唯一の 心の居場所 なのかも知れない 何もしてやれない 不甲斐なさに 自分を苛みな …

励ますつもりで不登校の息子を追い詰めていた言葉とは?

苛めが無いと回答があってから 担任の先生がプリントを届けながら 登校を促してくれたり、 一年生の部員が顔をだしてくれましたが 状況は変わることなく不登校は続きました。     頑張 …

不登校のっきっかけは?息子と歩んだ道

はじめに 息子が中学一年の二学期中頃から不登校を始め、 高校に入学をするまでの、約二年間の関わり方を 詩と散文に書き留めたものを 「息子と歩んだ道」として綴っていきますので 御一読、頂ければ幸いです。 …

不登校を責めないで。息子の気持ちに寄り添う

【 家を飛び出した息子の本音 】 夕食のとき 素っ気ない返事をした 私に 息子は怒り 降りしきる雪の中を 飛び出して行った 妻の後に追いついた 私に息子は お父さん本当に 俺のことを心配だったら なん …

不登校の子供 僕の存在はどこにあるの?

カウンセリングからの学び カウセリングスクールの再受講を受けたとき 相手の身になって考え 思いを巡らし接して行く事を学びました。 学ぶ前は息子に、叱咤激励するばかりで 思い巡らす事など、ほど遠い私でし …

きんぺい

昭和22年生まれの70歳だよ。

猫が大好きで、詩を書いたりしてます。