息子の気持ちに寄り添う
【父の勇気】
息子と久しぶりに
いっしょに風呂に入った
息子は うつむいたまま
背中を向けている
湯水を そっと
肩にかけながら
勇気を出して声をかけた
毎日 つらいべぇ
お父さん
お前の辛い気持ち
分かって
けらんにぇくて
ごめんな
その晩から
息子は暴力を
振るわなくなった
1999・1
※ 方言訳
つらいべぇ(辛いでしょう)
けらんにぇくて(やれなくて)
親の弱さを子供に伝える
中学に入ってから、
特に不登校してからは
風呂に入る機会がなかったのだが、
たまには風呂でもと思い、
気分転換も兼ねて風呂に誘って見た。
実は、風呂に入るにあたり
一つの目的があった。
カウンセリングの講師から学んだ
息子の気持ちを汲んでやれない
自分の弱さを伝える事
でした。
この日を境に
暴力を振るう事は無くなりましが
昼夜逆転の生活が始まり
相変わらず
ゲーム三昧の日々を続けて行くことになります。